私たちはダクトです。

手前味噌かも知れませんが、クオリティと技術には少し自信があります。巷では、中国生産になにかと不安があるとよく聞きますが、私たちにとっては、それは一昔前の話です。皆様も一度は「世界の工場：中国」という言葉を耳にされたことがあると思いますが、私たちの工場がある広東省は香港に隣接し、インフラが整備されていることから、大小数々の縫製工場がひしめき合って競合しています。
もちろんその中には、「安かろう、悪かろう」という、オーダー数と安価を重視するあまりに品質を無視した粗悪な製品を作っている工場が多数存在します。またサンプルを依頼してもかなりの時間を要してしまったり、やっと出来上がって来たサンプルは依頼内容と全然違っていたり、本生産品についても約束の納期を守らない、またひどい場合はサンプルと本生産品が違ってしまったり、おまけにそれらを注意すると怒って返答してこなくなったりと、海外生産において、現地工場とのトラブルは絶えないようです。
私たちが目標とすること、それはまず「リーズナブルである」こと、すなわち「品質と価格のバランスが良い」ということです。「安いけど悪い」「良いけど高い」それは当たり前ですが、限りある予算の範囲で、お客様が考える理想に近い物を作製できれば、それは「リーズナブルである」と考えます。そして次に「スピード」です。「ファーストサンプルで、求めていたことのほぼ９０％の出来映えだ」と言われれば大変光栄です。すべてのプロジェクトには納期が設定されています。企画の初期段階から、オーダーをいただけるところに、できるだけ早くたどり着くことが、すべての加工工程に余裕を生み、結局はそれが品質向上に繋がると考えます。
そして最後に「信頼をいただく」ことです。「ダクトに任せておけば安心だ」と言っていただくことですが、これだけは長いお付き合いの中でお互いに育んでいくことですので、まずは私たちを試してみてください。

私たちはメーカーです。大きな声で、それを伝えます。お客様がモノづくりをご依頼される時、もっとも重要なことは「安心」と「利益」だと思います。そして私たちは「リーズナブルであること」、すなわち価格とクオリティのバランスがいちばん大切だと考えます。良い革を使えばもちろん仕上がりの良い製品になり、それを熟練の職人が作ればより良い製品になります。もちろんそれは「安い製品」ではありませんが、お客様が求める「こんなモノ」をじっくりと話し合って、あらゆる部分でお互いが納得する製品を作り上げたいと思います。
また、この「コミュニケーション」こそが、お客様の「安心」と「利益」のために大切だと考えます。お客様の「作って良かった」という声を聞く度に、私たちも「作って良かった」と感じるからです。そして、この仕事を「楽しい」と感じることができる瞬間だからです。

２０００年の創業以来、数々のプロジェクトに携わることができました。その中には、もちろん数々の失敗も経験しました。予期せぬハプニングもありました。気分が落ち込んでしまったり、プレッシャーに胃を痛めたり、そしてお客様にも多大な迷惑を掛けてしまったことも何度かありました。でも、当たり前のように何事も無く流れていったことよりも、そんな悪いことの方がよく覚えているものですね。ブログページには、反省の意味も込めて、そんな「失敗談」も掲載していきたいと思っております。もちろん、喉元過ぎて熱さ忘れてからですが。