DUCTの歴史

私が大学生だった頃、80年代はDCブランド最盛期でした。もともとファッションにはこだわりがありましたが、姉が学生時代にアルバイトをしていたバッグ屋さんを訪れた時、単なる収納用品ぐらいにしか思われてなかったバッグにこんなにも素敵なデザインを施した物があるんだと知り衝撃を受けました。

それから革製品に憧れを持つようになり、大学卒業後(1985年頃)すぐに、ある革製品メーカーに就職しました。そこは職人さんを抱えるメーカーでありながら、オリジナルの製品を開発し、それらを小売店に卸し、かつ全国にある直営店でも販売している、当時としては大変珍しい会社で、販売、営業、企画、すべての職種を経験することが出来ました。

1枚の革が職人さんの手によって美しい立体になり、それらをお店に並べ、お客様の手に渡るまでの一連のプロセスを覚えることが出来たことがDUCT設立の基盤になっております。

当時の想いでに残るエピソードとして初めてデザインをさせてもらった革ショルダーバッグ(今も残っていますが)の話なのですが、仕様書に書き込んだ3Dサイズが頭の中のイメージとかなりかけ離れてしまって、出来上がって来たサンプルを見てびっくり。高価な革を2枚使い、職人さんが二人掛かりでミシンを掛けたと言う程、世界一大きな革製ショルダーバッグになりました。(笑)

仕事をしていくうちに「自分が欲しい物を自分で企画して世の中に生み出していきたい」という思いが強くなり37歳で退職し、独立開業しました。「人と人」、「何かと何か」を繋ぐ存在でいたいという思いから会社名はダクトと決めました。

今、私たちの役割は、革というひとつの命をあずかり、その命にカタチを与えることです。その命をお客様に届け、より多くの皆様に革だからこその価値と本質を伝えることです。革を通じ、皆様の笑顔を作りたいと願っている会社です。

有限会社ダクト 代表取締役 桑野健一

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